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The Queen (2006)  03/25/2007  


正直に:★★★☆☆



イギリス王室にもダイアナさんの事故にも興味ありません。ヘレン・ミレンが主演女優賞をとったこの作品、それってどれほどの演技なのか?と、観てみたかったのはそこです。
基本的に伝記とか歴史とかっていう事実をきちんと描いた作品は苦手。これも映画自体は申し分のない出来だし、否を打つところなんて見当たらなかったんだけど、自分としては楽しめなかった。例えるなら体育の時間は好きだけど、器械体操は苦手…みたいなかんじ?それでも他の授業よりマシという。

しっかし、まだみんな生きてるし現役なのに、よくこんな映画撮れたよなぁと感心。

1997年8月31日、パリでの事故によりダイアナ元皇太子妃急逝

その後のイギリス王室の混乱
首相になったばかりだったトニー・ブレアの行動
そして女王の人間性と苦悩を描いた作品
(based on the official site)


上記の通り、あんまりイギリス王室に興味がないので、本物の彼らが一体どんな顔、しぐさをするんだかって結構曖昧なんだけど、それでもみんなそっくりじゃない!?特にあらゆる賞で主演女優賞を総なめにしてきただけあってヘレン・ミレン、確かにすごかった。普段の彼女を知らないんでこれまたなんともいえないんだけど、高貴な人にしか備わらない気品みたいなの、ああいうものを出せちゃうのがすごい。一番良かったシーンはやっぱりあの鹿?登場の前後かな。
ところで、本当の女王もああやってがに股で歩くのでしょうか?ふくらはぎの太さがちょっと気になったのはうちだけ?王室の人間がどういう生活を送ってるのか垣間見れたのも興味深かった。思ってたより普通の生活してるんだなぁ…と。「クイーン」なんていうけど、そんなに堅い話でもなく、ユーモアもちょこちょこ。だってタイトルが出てくる画面、あれってウケ狙ったんだよね?

ヘレン・ミレンばかりが話題になってるけど、フィリップ殿下を演じたジェイムズ・クロムウェルはあの「ベイブ」のホゲットさん。階級で言ったら農夫→ロイヤルファミリーだからものすごい出世です 笑。てな具合に周りを固める俳優陣も好演だったと思う。

この映画は物事が女王寄りに描かれてるから、真実かっていうとまた違う話になるんだろうけど、ひとつの見方としてありだと思う。当時の様子を今になって見てみると、いかにダイアナという人物に人々が惹かれていたかってこととが分かる。でもうちには彼らの行動、狂気にしかみえなかった。結局のところ、真相がどうであれパパラッチ、またはメディアにすべての責任があるとは言い切れない。あれほどメディアが彼女を執拗に追いかけたのは、それを望んでいる人が大勢いたからでもあると思うし。しつこいけど、消費者の責任、ひとごとではないんだってば。

『人は優しいけど、人々は冷たい』(合ってるっけ…?)って誰かが言ったけど、確かにその通りかもしれない。それにひとりで立ち向かった彼女(少なくとも映画の中では)にものすごい好感をもてた。
うちですらこう思ったってことは、思い入れの強いイギリス国民の中でロイヤルファミリーの人気はもとより、最近落ち気味のブレアの人気も上がったりして…。そしたら映画ってコワッ

The Queen/クイーン (2006) UK/France/Italy 97min
Directed by Stephen Frears
Written by Peter Morgan

Helen Mirren
Michael Sheen
James Cromwell
Sylvia Syms
Alex Jennings

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