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Angel-A (2005)  06/19/2007  


うちは好きです:★★★★★

アンジェラ スペシャル・エディション アンジェラ スペシャル・エディション
ジャメル・ドゥブーズ (2006/10/20)
角川エンタテインメント

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何かにつけて『リュックベッソンがおくる』とかって宣伝を見るので、てっきりもっと監督してるのかと思ったら、純粋に監督をしてた作品って意外に少ないようで、全部で10本くらい。おまけに「アーサーとミニモイ」シリーズを最後に監督業は引退するって言うハナシです。
さて、この作品は全く評判がよくないようなので 笑、及ばずながら擁護したいと思います。

アンドレ28歳。抽選で当たったため現在はアメリカ国民。借金がいつの間にやら膨れ上がって、このままだとどうやらもうすぐ殺されるらしい。だったら先に――
日曜の朝のパリ。セーヌ川を望む橋から飛び降りようとする男。しかし次の瞬間男が見たのは、自分と同じように飛び降りようとしている女の姿。「あなたとおなじことをする」といい飛び降りた彼女をとっさに助けたアンドレだったが…


数々のプロデュース作品からも分かるように、リュック・ベッソンは話題性のあるエンターテイメントを提供する上手さみたいなものを持っていると思う。皮を剥いでいくとそこにある設定が実はみんな同じ?と思ってしまうのは置いておいて、『やたらと速いタクシー』とか『何でも出来ちゃう運び屋』とか、現実的かどうかよりインパクト勝負なところがマンガのストーリーみたいで面白い。『作りたいものを作るんだよ!』っていうところに共感もするし。

さてさて、話を元に戻すと、これはとってもプライベートな作品なんじゃないかなと思いまして。。アマゾンのレビューにも『自己啓発セミナー』という言葉が踊ってましたけど、まぁそういう捉え方も出来なくはないかな、と。うちはそうは思わなかったけどね。じゃあ何だと言われたら、この映画はベッソン自身なんじゃないかと。彼の作品、全部を観たわけではないし(「subway」とかまだ未見)、分析といえる代物ではないんだけど、もともと海洋研究員?になりたかったベッソンは事故からその夢を絶たれてしまい、映画監督になって彼の海への愛を描いた「グランブルー」に代表されるように、初期の作品では描きたいものが外にあったと思うのです。それがこの作品ではその傾向が内に向いたという、それだけの話だと思うのです。
表現者ってもちろん自分の生み出した作品にどこかしら自分が入ってしまうものだけど、これはあえて自分!っていう感じ。本人が意識したかどうかは別として…。なのでか分からないけど、うちはヘミングウェイの「海流の中の島々」を思い出しました。故人が亡くなった後に編集・出版された最後(たぶん)の作品で、不完全な印象も受けるんだけど、うちは今のところ彼の作品の中でこれが一番好きなのです。読めば読むほど切なくなるというか…。で、この本の主人公はものすごくヘミングウェイらしい感じがする(会ったことないけど)。だからある一定のポイントで描くものが自分自身になってしまうことは普通なんじゃないかなと思います。うちはそんな個人的な部分をあえて晒したところに共感を受けるし、勇気にも乾杯。だって演技をするのも、話を作るのも簡単だけど、自分自身をまるっきりみせるのってすんごく難しいと思うから。ヘミングウェイが自らの命を絶ったのも、その本を出版しなかったのも、自分自身を愛することが出来なかったからなのかなと思う。世間が作り出したイメージと本当の自分とのギャップに誰よりも悩んでいたのは彼自身だったのだと。うちはヘミングウェイがどんな人か知る前にその本を読んだので他の人が受けるようなショックは受けなかったけども。

そういった意味で愛に溢れているこの映画はステキだと思うし、陳腐なのかもしれない終わり方も、理想主義でもいいんじゃない?と思える。とりあえず、自己啓発セミナーとくくってしまう人は何かポイントがずれてるんじゃないかと思ったので。仮にそうだとしても、押し付けがましくはないし。でも映画の受け取り方は人それぞれで、そうやって受け取った人を責める気は毛頭ないんだけど、もし気分を害した人がいたらすみません。

『内と外』やら『対比』やらっていう2面性が物語のテーマでもあったと思うんだけど、白黒のパリっていうのも昔の映画みたいでキレイだった。考えてみれば初期の作品は白黒だったっけっか。色はもちろんのこと、彼の映像センスはもともと好きなので問題なし。あと音楽がよかったのです。というか歌ってるオンナの人の声が。サントラ欲しいな〜と思ってしまったほど。

海流のなかの島々 上 (1) / アーネスト・ヘミングウェイ

Angel-A/アンジェラ (2005) France 91min
Directed and written by Luc Besson

Jamel Debbouze
Rie Rasmussen
Gilbert Melki
Serge Riaboukine


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あー!
これ高校の時に、気になってた映画の一つだったんだよー!!
そっかぁ。やっぱ見る価値アリかぁ。

監督の引退は、私も去年詩知ってショックでした。
『Taxiは・・・Taxiはどうすんの・・?』
ってしばらく、呆然としちゃったり(笑)
でも最後にTaxi4撮ってくれたみたいね(><。)
ありがとう!監督っ!(T^T)
Ayumi  06/19/2007 Tue URL [ Edit ]
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>Ayumi
今歳の差を感じてちょっとリアルに凹みました。
そっかー、ちろりんには高校生の時かー…

ベッソン、監督は辞めるみたいだけど、プロデューサーとして、あとたぶんライターとしては映画を作り続けると思うよ。だからTaxiシリーズはダイジョブ♪
kaz  06/19/2007 Tue URL [ Edit ]
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えぇ?!
いやいやいやいや。凹まないで!凹まないで!!
高校っていっても、マジで卒業した年だし
Wollongong行き直前だったもん!!

ってか、Taxi一本に関して
そんなシステムがあったんだね。
んー。流石です★
Ayumi  06/20/2007 Wed URL [ Edit ]
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>Ayumi
Taxiはプロデュースだけでなく脚本も書いてたかな?
でもほんとややこしいから『リュックベッソンがおくる』はやめて、『リュックベッソンプロデュース作品』とか『リュックベッソン監督作品』とか分けて欲しい。
kaz  06/23/2007 Sat URL [ Edit ]
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